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2.5.09

パンデミック

パンデミック(pandemic)とは、ある感染症や伝染病が世界的に流行することを表す用語である。日本語に訳すと感染爆発や汎発流行にあたる。感染症がコミュニティ内で流行することをエピデミック(epidemic)、それが規模が大きくなるとアウトブレイク(out break)と呼ぶが、パンデミックは世界各地で散発的に起こるようになった状態をいう。
語源はギリシア語のπανδημία (pandemia) で、παν(pan, 全て)+ δήμος(demos, 人々)を意味する。

歴史的なパンデミックとしては、14世紀にヨーロッパで流行した黒死病(ペスト)、19世紀から20世紀にかけて地域を変えながら7回の大流行を起こしたコレラ、1918年から1919年にかけて全世界で2500万人(4000~5000万人という説もあり)が死亡したスペインかぜ(インフルエンザ)などがある。

現在の世界は、航空機などの輸送機関の発達によりパンデミックが起こりやすい状況になっているため、検疫を行うなどして感染症の流入を防ぐ対策がとられている。

近年東南アジア諸国で発生している高病原性鳥インフルエンザウイルスH5N1型によるトリインフルエンザにより、現在でもパンデミックが起こる恐れがあり、世界保健機関(WHO)が途上国を中心に対策を立てている。日本では、厚生労働省を中心に地方自治体が対策をとっているが、患者が急増した際の医療機関の混乱や、交通機関のまひ、食料の供給不足などを懸念する専門家の指摘もある。

世界保健機関による警戒の区分定義は以下のとおりとなる[1]。

前パンデミック期
フェーズ1:亜型ウイルスの存在が確認されているがヒト感染のリスクは低い
フェーズ2:亜型ウイルスの存在が確認され、ヒト感染のリスクがより高い
パンデミックアラート期
フェーズ3:ヒトからヒトへの感染は無いか、あるいはきわめて限定されている(家族や身近な接触者等)
フェーズ4:ヒトからヒトへの小規模感染(単独の国家での感染)を認めるだけの証拠が存在する
フェーズ5:ヒトからヒトへの相当数の感染(複数の国家での感染)を認めるだけの証拠が存在する。早急に大流行への計画的な対策を講じる必要性がある
パンデミック期
フェーズ6:ひとつの国、もしくは共同体規模での急速的かつ持続的な感染が確認される。流通や交通機関の隔離、封鎖が必要とされるレベル

>>パンデミックについて

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